車で避難してもよいことに

地元紙(河北新報)の記事によると、4月の津波警報が出た時の避難手段の7割が車の利用だったことが明らかになったとのこと。

 

これは、今回に限らず、以前からそうだったし、これからも変わらないと思います。

 

国などは「避難は徒歩で」と言い続けていますが、それを無視した行動ということになります。

そして、これはしょうがないと思います。

 

夜間だったり、寒い日・暑い日だったり、あるいは高齢者や赤ちゃんがいる家庭だったりした場合は、人情として車で避難しようと考えてもやむを得ないと思うのです。

 

問題は、渋滞のために、津波到達時刻までに避難できない人たちがいることが想定されることです。そのような人たちは津波にのまれてしまう。

 

実際にシュミレーションしたこともあるようなので、このような悲劇が起きることは既に十分に分かっています。

 

だから、行政や政治家の人たちは、「避難は徒歩で」と責任回避的な言葉を繰り返すのではなく、そろそろ車の避難を前提とした対策を講じてほしいと思います。

 

以前にも書きましたが、私は次のようなことをやったらいいと思っています。

 

1 あらかじめ「車による津波避難道路」を指定しておき、津波警報が出たらその道路は一方通行できるようにし、避難者優先にします。これで、その道路を走れる車の数は2倍になります。

 

2 津波警報が出たら、津波避難道路の信号機は自動的に黄色の点滅にします。こうすることで、赤信号に伴う渋滞を緩和します。

 

3 津波警報が出たら、津波避難道路と交わる片側2車線の大きな道路については、片側に駐車してもよいことにします。いわば大きな道路を駐車場化・避難所化するということです。

 

4 津波避難道路の近くに高速道が走っている場合は、津波警報が発令されたら直ちにゲートを開けて、全ての車を無料で高速道に入れるようにします。ほとんど無限の駐車スペースを提供することで、その他の道路で発生する渋滞を解消する策です。

  また、大部分の高速道は高い所を走っているので、津波対策には有効です。これは東日本大震災でも証明されています。

 

5 津波避難道路の近くにある高台の個人住宅や企業等に駐車スペースを提供してもらいます。行政の負担でその旨が分かる標識を立てておき、津波警報が発令されたら、駐車したい人は自由にその場所に駐車してよいことにするのです。

 

6 同様に、津波避難道路の近くにある空き家の敷地や耕作放棄地も臨時駐車場化します。行政があらかじめ所有者の了承を得ておき、平素から草を刈るなどして駐車スペースを確保しておきます。空き家については、ついでに家屋周りの草刈りもする約束にしておけば、所有者も喜んで協力してくれるでしょう。お化け屋敷のようになって景観を損なうことも避けられます。