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レンガの仕業?

今日(3/23)は、おととい焼いた竹炭を窯から取り出しました。

 

今回の加熱時間は約7時間。

しかし時々12時間ほどかかることがあります。

なぜ、違うのか。

 

それが今日分かりました。原因はおそらく、2,3枚目の写真にある小さなレンガです。

 

これがドラム缶に付いていると短時間で製炭が終わるみたいなのです。

 

以下はその説明です。

興味のある方はどうぞ。

1 この炭窯(ドラム缶の中に寸胴鍋を入れた窯)は、四つの階層に分かれています。こうすると、熱気(煙)が全体にまんべんなく早く行きわたるためか、製炭時間が短くて済むからです。

2 そして、加熱の最初はゆっくり温度が上がり、加熱をやめた後はゆっくり冷めていくようにするために、小さなレンガを仕切り板の上に乗せています。そのようなゆるやかな温度変化とすることによって炭の質が良くなるようだからです。

3 このレンガがドラム缶にくっついていると、ドラム缶の温度が早くレンガに伝わり、その階の温度が早く上がるのではないかと思います。つまり、全体の製炭時間が短くて済むということです。

4 ということで、加熱7時間で製炭できたのは、このレンガがドラム缶にくっついていたときであり、長くかかったのは、このレンガがドラム缶から離れていたとき(あるいはレンガを入れ忘れたとき)ではないか、ということです。

5 今後は、実際にこの仮説が正しいかを確かめるために、意図的にくっつけたり離したりしてみようと思います。そしてまた、その違いが品質の違いに表れるかどうかも確かめたいと思います。

 

 とまあ、こういうことなので、竹炭作りも結構奥が深いと感じたことです。はい🙂