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竹炭が光る訳

ある広報紙さんからインタビューを受けた時のこと。

 

「この竹炭光ってますよね。何でですか?」

そう訊かれました。

 

確かに光ってますね。

「銀黒」ともいうそうです。

 

でも、うまく答えられませんでした。

確たる理由はよく分からないのです。

 

でも、この美しい輝きのことは多くのプロの方から指摘されます。

例えば炭焼き名人といわれる古老の方、竹炭を全国レベルで扱っている社長さんやバイヤーの方など。

 

あえて言えば、この「ドラズン窯」(ドラム缶の中に寸胴鍋を入れた窯)でつくっているのがその理由の一つかもしれません。

 

一般の炭窯と違って、このドラズン窯では竹を燃やしません。

最初から寸胴鍋の中に入っているので竹は一度も燃えないということです。

不完全燃焼(炭化)はしますが、完全燃焼することはないのです。

 

だから灰を被ることは一度もありません。

一般の窯は竹の一部を燃やしてつくりますから灰を被ります。

この点が違うのかもしれません。

 

それから、私は竹を横にして炭化します。

しかし、多くの一般の窯では縦にします。

しかも竹をびっしりくっつけて焼くようですが、私は隙間たっぷりにして焼きます。

その辺も理由の一つかもしれません。

 

ということで、はっきりしたことは分からないのですが、私はその理由探しにはあまり興味がありません。

「きれいだったらそれでいいじゃないか」

という気分ですね😊

 

そして、むしろ、もっときれいな竹炭にするためにはどうしたらいいかを考え続けています。

 

試してみたいことは幾つかあるのですが、これまではタケノコ掘りでそれどころではなく、これからは火事後の工房づくりなどがあるので、なかなか思いどおりには試せません。

 

まあ、それでも、今年中に何回かチャレンジするはずです。

その際は報告します(^^)/