2022年やってみっか第15号 段ボールマルチ

去年は竹マルチが成功して、野菜がよくできました。

場所は自然農法実験場。

無農薬、無肥料で不耕起(耕さない)。

ま、要は草ぼうぼうの畑です

 

うまくいったのは、雑草をコントロールできたからだと思います。しかし、竹を割って敷き詰めるのは結構大変

 

今年は火事の後始末が続いているので、さすがに余力がありません。そこで今年は「段ボールマルチ」を試すことにしました。

 

30㎝四方の段ボールを半分に切って、中央部に切込みを入れたものを使います。

以下はその説明です。興味のある方はどうぞ。

 

1 なぜ30センチかというと、野菜が雑草の中で育つには、大体その株の周辺30センチくらいに強力な雑草がないことが大事らしいからです。つまり、それ以上離れた所に雑草が生えていても大丈夫、ということです。

2 ならば、その30センチ四方に雑草が生えなくすればよいという理屈。これに対して去年の竹マルチは畝全体を竹で敷き詰めました。やや過剰な労力を使ったということになるかもしれません。

3 では、30センチ四方を竹マルチすればいいではないかということになります。そのとおりです。しかし、竹を割るのが面倒で労力・時間が掛かり過ぎるという問題があります。

4 そこでひらめいたのが段ボール。楽天やアマゾンから物を買うことが多い私は、結構な量の段ボールがたまります。これを有効活用できないかということです。竹を割るより段ボールをカットする方が速くて簡単です。

5 それに、竹を敷き詰めても、どうしても竹の間に隙間ができて、その隙間から雑草が出てきます。ところが、段ボールを使えば隙間なく30センチ四方を覆うことができそうです。

6 それから、段ボールの切れ目を株に触れる寸前まで近寄せれば、株周りの隙間は1センチ四方程度にまで狭くすることができます。竹の場合は数センチから10センチ四方くらいの隙間ができて、そこから雑草が生えてきて株を痛めますが、それを防げそうです。

7 また、竹の上に引き抜いた雑草を置くと、抜かれた雑草がその竹の隙間に根を伸ばして生き続けることがあります。一方、段ボールなら隙間がないのでそれが防げそうです。しかも、刈ったばかりの雑草はそれなりの重さがありますので、段ボールが風で飛ばないような役目もしてくれ、段ボールが柔らかくなるまでにその雑草の根は枯れてしまうと思われます。

8 最後に、段ボールは次第に柔らかくなり、野菜が収穫できる頃にはほぞ土と同化するのではないかと思われます。これは自然に戻るということですから、自然に優しくエコですし、翌年の苗の定植などの邪魔にはなりません(たぶん)。

10 ということで、良いことずくめのようなので、やってみることにしました。そして、今年の「やってみっか第15号」に登録します。

11 写真別の説明は私のフェイスブックに書きましたので、興味のある方は見てください。