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2022年やってみっか2号 竹炭レンガ

思い立って、「竹炭レンガ」を作ってみようと思いました。

今回は粉竹炭、砂、耐火セメントを各同量を混ぜて試します。

 

また、竹の葉を炭にすることも試してみます。

 

明日(2/13)「ドラズン窯」で加熱して仕上げます😤

 

以下はその説明です。興味のある方はどうぞ。

1 「竹炭レンガ」

  良質の炭を作るには土窯が最も適していると言われます。その理由はいま一つ分からないのですが、私は、保温性と水分の調整機能にあると思っています。つまり、分厚い土の層が温まりにくく冷めにくいために炭材の炭化がゆっくり進むということです。この「ゆっくり」が良質の炭づくりには大事なのだそうです。

  もう一つの水分の調整機能とは、加熱された炭材からは当初大量の水分が出ますが、分厚い土の層がそれを相当に吸い取ってくれるということです。そして同時に、製炭の終盤には窯の中は極度に乾燥した状態になりますが、その際は逆に土から水分が吐き出されて炭に吸収され、ほどよく水分を持った炭が完成するということです。この適度の水分を持った炭も良質の炭の条件だというのです。

  そこで、いい炭を焼くには土窯が最高と言われているのですが、土窯を作るのは大変なので、「手軽に誰でも炭が作れる窯」という私のコンセプトには合いません。

  ではどうするかといろいろ考えてきたのですが、要は土と同じような機能を持つ材料で手軽に炭窯が作れて、良質の炭ができればよいという発想で、今回の竹炭レンガを思いついたのです。ポイントは竹炭の吸水力です。これを耐火レンガの素材に使うことで、土のような機能を発揮してくれないだろうかと考えたわけです。加熱されて竹炭の一部が燃えてしまっても、それによって開いた多くの小さな穴が同じような効果を発揮してくれるかもしれません。

  まあ、そんなにうまくいくかどうかは分かりませんが、分からないなら「やってみっか」ということで試してみようというわけです。

 

2 竹の葉の炭

  私はこれまで竹のいろんな部分を炭にしてきました。竹の地下茎からテッペンまで。しかし、残っているところがありました。それが葉っぱなのです。

  竹の葉が無事炭になるのかどうかは分かりません。また、炭になったとしても、それが価値のあるものかどうかも分かりません。でみ、分からないなら、やっぱりまずは「やってみっか」ということで、今回試してみることにしたのです。