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竹加工の再開

今日(9/30)は火事に遭ってから10日目。

 

全部焼けてしまった工具のうち、少しを買って、ようやく竹を切り出し「カット竹」という商品を作りました。

 

これは火災時にオンラインショップに注文のあったもので、このお客さんがキャンセルせずに「いつまでも待つ」と言ってくれたので、何とか今日の日を迎えることができました。

ありがとうございます。

 

以下は写真の説明です。参考まで。

 

【1枚目】

 新しく買ったチェーンソーで竹を切ったところです。切り口がきれいで、単に新品だからというだけではないように思いました。

 ちなみに私が竹を切るときは、左下から右上に斜めに切り上げます。「ツバメ返し」と名付けていますが、こういう切り方をすると、竹の重みで歯が動かなくなるという悲しいことが避けられます。

 

【2枚目】

 竹林から切り出した竹から商品にする部分をカットします。この際は、竹切り専用の刃を取り付けた電動ノコギリを使っています。

 ササクレが出ないように、また、できるだけ真っすぐに切れるように、ガムテープを巻いてから切るようにしています。

 

【3枚目】

 ベルトサンダーという紙やすりの兄貴分みたいな機械にかけて切り口を整え、水平を出します。

 この後、本物の紙やすりを当てて、エアコンプレッサーで圧縮空気を当ててきれいにして仕上げます。

 

【4枚目】

 これで完成です。

 切ったばかりなので竹の香りが強く、生竹の良さを味わっていただけると思います。

 また、自分で油抜きをしたり、塗装したり、更に加工を加えて楽しむ素材として使ってもいいと思います。