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成功のような失敗のような…

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今日(2/10)、ドラズン窯(ドラム缶の中に寸胴鍋を入れて竹炭をやく窯)で練炭を使ったレア竹炭(炭になる一歩手前の炭化した竹)づくりをした実験の結果です。
 
練炭の火力からすれば、竹が温まる程度だろうと想像していたのですが、実際やってみたら予想とは異なり、加熱後2時間ほどして竹の枝穂が入っている寸胴鍋から煙が出てきました(写真1枚目)㊗️
 
 
・・・で、その後は特段の変化はなく、練炭が予定どおり6時間ほどで燃え尽きたので、中を見たら2枚目のようなになっていました。
 
 
ほどほどいい感じだったので、「ここでやめようかな」とも思ったのですが、もう少し飴色になってほしいという欲張りな気持ちに負けて、30分だけ薪を燃やして加熱してみました(3枚目)。
 
すると、すぐに猛烈に煙が出てきました。これは発火現象と呼ばれるもので、竹の発火点を超えたために、窯の内部で激しく不完全燃焼を始めた証拠です。
 
そしてこれは、竹などが一気に炭になっていくことを意味していますので、嫌な予感がしました。
 
そして、30分後フタを開けてみたら、やっぱり竹穂もツバキなども真っ黒になっていました(4枚目)😓
レアが目的だったのですが、ほとんどウェルダムになってしまいましたね😰
  
 
ということで、今回の実験は甘辛両方の結果になったのですが、それらを整理すると次のようになると思います。興味のある方はご覧ください。
 
1 練炭二つでも結構なレベルまで竹の炭化は進められる。ツバキの葉の緑がしっかり黄色までになっていることがその証拠。この熱効率の良さはドラズン窯ゆえのことだと思われる。
 
2 煙の温度を測ったら約80度までに上がっていた。これは竹酢液を採取が可能となる下限の温度なので、練炭だけでも竹酢液が採れる可能性があると分かった。
 
3 練炭をあと一つ追加すれば、ちょうどよいレア竹炭(飴色になる炭化竹)やツバキの枝炭などができる可能性がある。
 
4 練炭の後に薪を燃やして加熱すると、一気に竹などの発火点を超えてしまい、炭になってしまうので注意する必要がある。
 
5 質の良い竹炭を作るには、最初は練炭などを使って徐々に窯の温度を上げ、竹の水分を減らしていき、最後の段階で薪をくべて発火点を超えさせるのがいいかもしれない。
 
ということで、今回の練炭での実験はそれなりに得るところがたくさんありました。
やっぱりやってみてよかったです。はい㊗️🚩マケオシミジャナイヨ