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新米が新米を食べる

新米が新米を食べる

 

いよいよ新米が店頭に並ぶ季節になりました。早く食べたくて何やらそわそわします。あのほのかな香りと歯ごたえは秋の味覚として欠かせないものです。

テレビを視ていたら、米穀店の御主人が「米も鮮度が命。野菜や肉と同じです」と言っていました。精米後空気に接すると酸化が始まるということでした。もっともなことで、新米を買うときには精米日をしっかり見ようと思いました。

昨今の新米人気は相当なものですが、昔はそうでもなかったそうで、むしろ古米の方が人気だったとのこと。理由は、古米の方が水分を吸って膨らむので、炊いた後のご飯の量が新米よりも多くなるからだそうです。味よりも量だったということでしょうか。

それを調べたついでに、新入社員などを「新米」という理由も調べてみたところ、こちらは米とは関係ないようです。つまり、新しく働くことになった若者は新しい前掛けをして働いていたことから「新前掛け」(新前→新米)が語源とのことでした。

 私にも新米時代はあったのですが、その頃お新香だけで何杯も食べた新米の味は忘れられません。

 

 

令和元年10月5日

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コメント: 2
  • #1

    河崎洋子 (金曜日, 15 11月 2019 04:54)

    今でも古米が好きな人がおられるみたいです。
    大根おろし、漬物、で米をいっぱい食べたい。

  • #2

    高橋裕紀 (金曜日, 15 11月 2019 05:24)

    河崎さん、コメントありがとうございます。
    米にウルサイ人の中には古米の方がおいしいという方もおられるようですね。
    新米に限らず、おいしい米はおかず要らず。そんな米に出会ったときは幸せです。