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消えるお祭り その対策は

祭りが消えていく

 

わが町で長く続いてきた花火大会が今年は行われないことになりました。協賛金が集まらなくなったほか、警備要員など人の確保が難しくなったことが理由のようです。

気づけばほかの祭りも次々と廃止されてきています。理由は同じようなものです。そして、このような現象は、近年急速に進んでいる少子高齢化がその背景にあるのではないかと思っています。

少子高齢化が進むということは、祭りの担い手でもある若い人たちが減るということです。そしてまた、後継者が得られずに廃業する事業者が増え、これが協賛金の減少につながっていると考えられるからです。

このような状況の中で本当に大事なお祭りを続けていくため、例えば住民に必要な経費の拠出を呼びかけてはどうでしょうか。赤い羽根募金のようなイメージです。お金の代わりにボランティアとしてお祭りを手伝ってもいい。それでも十分なお金・人が集まらなかったら、その時こそ廃止する。そうすれば住民も納得するのではないかと思うのです。

そして、このような形こそ、本来の祭りの在り方だったのではないかとも思います。

 

 

令和元年6月4日