竹炭に木固め剤を塗ったら(2)

竹炭に木固め剤を使ったらどうなるか?

前回は、木固め剤を塗った後でその竹炭を壊すのがもったいなくなって実験にはなりませんでした😅

そこで、今回は実際に壊してみる実験をしてみた次第です。

その結果は、ひと言でいうと、何もしない竹炭よりは感覚として2倍くらい硬くなりました。

でも、もっと硬くなってほしかったというのが率直な感想です。

ただし、塗料の塗り方が足りなかった可能性もあるので、今度はドブ漬けにしてみて試したいと思います。

以下は、少し詳しい説明です。

1枚目の写真】
まず、この写真は、焼きあがった竹炭1枚から7センチほどの長さのものを2枚切り出したものです。同じ竹炭でなければ比較にならないからです。

 

【2枚目の写真】
この二つの竹炭の一方(写真に向かって右側)に木固め剤(木固めエース)を塗りました。竹炭の切り口からの吸い込みが激しく、塗っても塗っても吸い込んでいきます。
吸い込みがほとんどなくなるまで20回ほど塗ったと思います。

 

【3枚目の写真】
塗ってから1日経って、それぞれの竹炭を手で割ってみました。すると、何もしない竹炭(左側)は縦横それぞれ難なく割れました。木固め剤を塗った方は、写真のように一部はどうしても割れませんでした。木固め剤の効果だろうと思います。

 

【4枚目の写真】
ペンチを使って、右手にはペンチ・左手は素手、という形で残りを割ってみました。
何もしない竹炭は簡単に割れましたが、木固め剤を塗った方は少し力を要しました。その感覚が何もしない竹炭を割るときの約2倍ということです。しかし、そうは言っても、それほど顕著な違いというほどのものではありませんでした。

 

以上の実験の結果の感想は次のとおりです。

1 木固め剤は、塗って乾燥した後はプラスチックのように固くなると思っていたので、その予想・期待よりは相当効果が薄いというのが率直な印象です。

2 ただし、感覚的には2倍くらいには硬くなっていたように感じたので、その範囲でOKなら使う価値はあると思いました。

3 また、今回は竹炭で試したわけで、これは、この木固め剤が想定している材料(木材)ではありません。したがって、硬化度がさほど高くなかったのは材料に起因するのかもしれません。つまり、竹炭でなく木材だったら相当硬くなるのかもしれないということです。

4 竹炭に完全に浸透させるためにはドブ漬けがよいと思うので、それを実際にやったら大化けする可能性も否定できませんので、次回やってみたいと思います。