コマネチ型竹切り法

ビートたけしの「コマネチ!」を知らない人も多くなっているのでしょうが、そんなV字形の竹の切り方です。以前、ネットなどで見たことはあるのですが、なぜこのような切り方をするのか、その理由の説明に接したことはありませんでした。ならば、ということで、まずは実際にやってみました。以下は、その感想です。
1 ノコギリの刃を斜めに入れるために、竹の重さをモロに刃で受けなくて済むようです。太い竹の場合、真横に切ると、たいがい竹の重みでノコギリが動かなくなります。この点、刃を斜めにする分、その力が弱くなる感じです。
2 切っている途中で竹が傾いてしまって、竹が割けてしまうことが避けられそうです。斜めに伸びている竹によくあるのですが、切っている途中で竹の重みで大きく曲がってしまい、まだ全部切り終わらないうちに竹が大きく割けることがあります。V字にカットすることで、途中で竹が曲がってしまうことが抑制され、このような悲劇も比較的避けられるのではないかということです。
3 両側を斜めに切るので、切っている途中で切り口の方角に倒れることは避けられるということがありそうです。つまり、竹を倒す先をコントロールできるということですね。例えば、竹が南側に曲がっているような場合でも、敢えて西側に倒すようなコントロールができるかもしれないということです。
4 1センチほどの切り残しを作っておいて、倒したい方向を全部切り、少し押しながらその反対側の1センチを切ると、プツンとかいう音とともに、一気に竹が狙った方向に倒れていきました。これは、快感かもしれません(^^)/