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竹の切り方

竹林から竹を切り出す場合

手ノコ、充電式電動ノコ、チェーンソーを使って切ります。細い竹は手ノコや電動ノコでも大丈夫ですが、直径5センチ以上ならチェーンソーを使うのがお勧めです。竹の重みで、切っている途中でノコギリが動かなくなる場合があるからです。そのようなことになった場合に備えて、動かなくなったノコギリを救出するためのノコギリも携行しましょう。

また、チェーンソーで切る場合は、上の刃を使って、左下から右上に向かって切り進める切り方がお勧めです。そうすると、竹の重みを最小限にとどめつつ切れるほか、切り終わった瞬間に竹が滑り落ちて地面に刺さります。そうすると、バッタリ倒れる場合よりも次の作業がしやすくなります。一方右上から左下に切った場合には、途中で竹が倒れ始め、竹が大きく割れてしまうことがあります。これでは竹の使用価値が大きく損なわれます。真横に切るやり方は、手ノコなどと同じように、途中で竹の重みのために動かなくなってしまうことがありますので、控えた方がよいでしょう。

 

竹の工芸品を作る場合

竹専用の手ノコか電動ノコがお勧めです。普通のノコギリで切ると、切り口にササクレが出来てしまいます。当舎ではリョービ製の電動ノコ(レシプロソー)を使い、刃はNo.71の竹挽き用のものを使っています。