· 

炭焼きしながら竹酢液の精製

今日(8/21)は、それほど暑くはならず風も弱いとのことで、絶好の炭焼き日和 (^^♪

 

ということで、久しぶりに「ドラズン窯」(ドラム缶の中に寸胴鍋を入れた窯)で「ぶつ切り竹炭」づくりをしました。

 

合間に竹酢液の精製もできて、良かった😀

 

ちなみにこの竹酢液。

私は「粉竹炭法」という方法で精製しています。

多くの方は蒸留して精製しているのですが、私は原液に粉竹炭を入れて攪拌し、静置して、また攪拌し、ということを繰り返して精製しています。

 

そうすると、タール分やアルコール分などが粉竹炭に吸着するので、フィルターで濾すとそれらが除かれて、写真のような透明な竹酢液が採れます。

 

蒸留することで失われてしまう有用成分が残せる精製法だということで、もっぱらこれでやってます。はい😄

そして、これを数か月から数年静置して、やっと商品として出荷できるということになります。時間がかかるんです😊

 

そうそう、ペットボトルはコーヒーが入っていたやつです。

私は車の中でこれを愛飲しているので、大量の空ボトルがたまります。それを有効利用しているんです(^.^)/~~~

 

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    Miya (日曜日, 22 8月 2021 09:39)

    竹酢液は野菜・花卉の防虫効果があることが知られています。竹炭よりも竹酢液のほうが需要が大きいかもしれません。

    さて、通常は、原液を容器に入れてそのまま静置しておき、クリアな部分を使うと思います。(相当時間がかかると聞いております。)

    一方、高橋さんの「粉竹炭法」は、粉竹炭を入れて攪拌し静置するとのこと。

    通常のやり方と比べて、どの位の時間を節約できるのでしょうか?

  • #2

    やってみっか奔舎 高橋 (日曜日, 22 8月 2021 11:25)

    ご質問ありがとうございました。
     ご質問は、「粉竹炭法」が「通常のやり方と比べて、どの位の時間を節約できるのでしょうか?」とのことです。

     これは、「通常のやり方」が一定ではないために比較が難しいところがあります。
     といいますのは、「通常のやり方」の場合、ある人は1か月くらいの静置でよいと言い、ある人は3年以上の静置が必要だと言ったりしているからです。

     一方、私がやっている「粉竹炭法」の場合、原液に粉竹炭を入れて攪拌・静置を行う期間は3日です。それをろ過すると写真のようなきれいな竹酢液ができます。タール分やアルコール分などの有害成分の多くが除去できるとされていますので、このまま使用することもできます。実際に私も使っていますが、問題は起きていません。

     ということですので、「通常のやり方」よりは格段に早く使用できる状態になります。「1か月」静置法と比べても10倍時間が節約できると言えるかもしれません。

     一方、これを商品として販売するにはまだ早過ぎます。このまま最低3か月以上静置して、液の化学反応(重合)が進むのを待ちます。その間に液の混濁・変色があり、十分にそれが落ち着いてから、さらにクリアな部分だけを取り出して商品にしています。この静置の期間は長いほど品質が安定するようです。

     端的なお答えにはなっていないかもしれませんが、これが実情であり、私の竹酢液の精製法です。

  • #3

    Miya (日曜日, 22 8月 2021 23:18)

    効率的な精製法ですね。企業秘密を公開して頂き感謝します。竹酢液は、化学薬品とは違い、100%自然のものですので、広く、消費者が認識してくれれば高値で売れると思います。

    私は今年の秋から竹炭と竹酢液をつくろうと考えております。(ただし、風向き次第では煙害の苦情があるかもしれません。)

    今後とも情報の発信をお願いします。

  • #4

    やってみっか奔舎 高橋 (月曜日, 23 8月 2021 00:11)

    コメントありがとうございました。
    ただ、私には「企業秘密」はありません。
    むしろ逆で、私がやっていることはどんどん公開しています。
    一人でも多くの方が気軽に竹炭を焼いていただき、荒れた竹林対策になればと思っているからです。

    それから、「煙害」ですが、竹酢液の元になる煙を通すエントツを長くすればするほどエントツの先から出る煙は少なくなると思います。それだけ液体になり、煙の害も少なくなるという理屈ですね。まあ、限界はあるでしょうけど。