「正しい日本語」ってなに?

💦
今日はある通信会社の取材を受けました。
 
私がネットで提供している添削に関するもので、記者さんは、現役時代の「得意」を生かしているリタイヤ後の高齢者に興味があるとのことでした。
 
 
・・・で、いろいろしゃべっていて改めて気づいたのは、
「正しい日本語」って何だろうということでした。
 
 
というのは、私の場合は、「常用漢字表と公用文表記法を適用した日本語」を「正しい日本語」として添削サービスしているのですが、一般世間に通用する「正しい日本語」というのは今の日本に存在しないのではないか、と疑問を持ったということです。
 
 
例えば、今回取材を申し込んできた通信社は、独自の記者用語辞典を発行していて、それによって日本語を書いています。しかしそれは必ずしも常用漢字表どおりではなく、NHKが使う表記法とも違います。
 
また、このような表記基準はマスコミ各社もそれぞれ持っていて統一されていません。国が勧める表記どおりではないということです。
 
 
それから辞書を開けば分かるのですが、Aと書いてもいいしBでもいい、というのが一杯あります。つまり辞典の世界でも決まっていないのです。
 
 
こんなもんですから、学校もあまりうるさく言わないようです。つまり、常用漢字表や国が勧める表記法どおりには教えていないんですね。
 
 
勢い、私が所属しているような添削会社も学校に合わせてあまりうるさくは言いません。下手に校正して文句を言われた場合にうまく答えられないからです。
  
 
こうなると、「正しい日本語」というのは何なんだ、どこを見ればそれが分かるんだ!」「誰が子どもに教えているんだ!」というようなことになりますよね。
 
なんか困ったもんだという気持ちが強くした、ということです。
  
 
とまあ、そんなことなのですが、逆に言うと、私がネットで提供している「正しい日本語」による添削が行列ができるほど人気を集めるようになった事情が分かったような気もしたのです。
  
 
というのは、少々自画自賛になって恐縮なのですが、これだけあいまいな日本語が流通していると、「どれが正しいんだ!?」と疑心暗鬼になる方もいるんでしょうね。だから、「正しい日本語」をウリにする私のようなサービスを頼ってくるのではないか、ということです。
  
 
そんなことで、取材が終わってそんな気持ちが強くなりまして、年寄りの私がやっている添削サービスはそれなりに意味のあることではないかと思い直しました。
そんなことで、これからも続けていこうと思いました(^.^)
 
 
ちなみに、取って付けたような写真はシダローズです🤣
わが家(宮城県加美町)周りは暖冬でまだ雪が積もらないので、ヒマラヤ杉から落ちてきた都度拾っています。一回りすると100個ほど拾えます😁